先日お邪魔した JAPAN BUILD TOKYO-建築の先端技術展- ですが、建築だけではなく沢山の魅力あるブースがあったのでご紹介させてください。
今日の記事は私の好きな部分で賃貸管理にまつわるブースのご紹介です。ここに掲載しなかったものの中でも素敵なブースはたくさんありましたが、すべてを書いていたら本業がヤヴァイのでご容赦を・・・
なんだかんだと不動産についても相談されることの多い私ですが、賃貸物件の空室を埋めるには結局のところ設備投資か賃料の値下げ・業者さんへの報酬の見直しくらいしか出来ないのが現実なんですよねさみしいですが・・・支出もなく努力もなく行動もないのに満室経営なんて魔法使いじゃないのだよというのが本音です。
けれど、じゃぁ努力って何?と聞かれると結局のところケースバイケースであって、物件の所在地や状況からターゲットを決定してようやく何をするかの考察に移るので、何ができるかの間口はたくさん持っていたいですよね。値下げしたら入居者が確保できるほど甘くないですからね。今回目に入ったのはそうした「出来ることの間口」が広がるようなブースのご紹介。
受け取るだけではなく、送ることができる宅配BOX。
宅配BOXって受け取るもので送れるものではないと思っていたのですが、なんとこれは送れる宅配BOXのようで対応サービスはこれからもアップグレードしていくようです。そしてもう少しいいなって思ったのは今流行りのサブスクではないということ。毎月のランニングコストがかからないのです。昨今宅配BOXは欲しい設備ランキングも高く、それによりせっかく費用をかけて導入してもよそと同じ代り映えしない設備・・・にはならない強みを感じますね。
建物全体をウルトラナノバブル。
若い方や女性だけではなく最近かなりはやっているらしい。洗い物も少量の水で済んだりお肌にも良いらしいのでシャワーヘッドだけこれになるものが電気屋さんで売ってたりしますよね?
これなら賃貸物件の大本に設置することで全戸の全部の水道にウルトラナノバブルがお届けできるようです。結構ね、隣の部屋がリフォームされると既存の入居者さんがこっちの方が設備が弱いのだから値下げしてくださいとか交渉してくるんですよね。大家でもある私からすればそれなら今のお部屋を解約して改装したお部屋を契約してください。と、言いたくもなりますが気持ちはとても分かります。全室に同時にしかも室内工事なくできるのであればそうした不公平感なく全室同時にグレードアップできるのは魅力かなと思いました。
内見はもう業者要らず?
正直なところ、大家さんの一人としては内見は最低限業者さんが責任もって立ち会っていただきたいという思いはあります。賃貸売買問わず空室物件が犯罪に利用されたり、お客様だと思っていた方から突然破壊行為を行われた事件が過去にあったことは事実ですし、その抑止力として不動産業者が内見に同行することは当然と思うからです。ひどい業者だと鍵の所在をお客様に教えて紛失・・・からの僕知らなーい!と開き直ったりしますからね。
しかし、十分なリスクヘッジを行ったうえであれば不動産業者の休日や営業時間に関係なく自由に見てもらえるとも言えますし、お客様情報と建物の管理がしっかりできているということにもなるのかなとも思います。
但し必要な費用をだれが負担するのか?内見に行く人的費用や車両費等コスト削減ができるのであれば不動産業者?これにより客付けがスムーズに働くのであれば物件オーナー?という部分はオーナーと業者との関係性構築が重要となりそうです。万が一にもオーナーだけに費用負担を訴える不動産業者がいたらそことのお付き合いは考えた方がいいかもしれないですね。
購入者(入居者)・不動産業者(仲介者)・売主(貸主)この3者は立場こそ違えど公平な関係性であるべきと考えます。少なくとも一人の大家として物件の維持管理と付加価値の取り付けに対して今後も目を光らせていこうと思います。